2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自分史上最強のツッコミ

書くことでも話すことでも 発信している限りは 受け手のリアクションがすべてだ。 話すことが好きだった19歳のある日、 女性に言われた一言。 「ソウタは一般論が多いよ」 ものは知っているだけではダメだと知る。その一言から、世の中の出来事や論に 自分の…

「尊敬」から卒業する必要はないが、「憧れ」からは卒業せよ。

「尊敬」から卒業する必要はないが、 「憧れ」からは卒業せよ。 『仕事のヒント』神田昌典 24くらいまでは尊敬と憧れを混同していた。なにかに「なる」ことを目指して失敗していた。島田紳助は「紳介さんにみたいなりたいです。憧れなんです」 という若手…

今日もぼくらはなにかを失っている

『告白しなかった恋は、どこへいくんだろう。』 ロフト(バレンタインのコピー) 人は、事実としての過去よりも ありえなかった過去にひかれる。・・・ 小説や物語の暗黙のルールに「喪失」がある。「時を経て失われたもの」があってこそ、 いまあるものの存…

アイデアは「適度なヒマ」から、研究は「一定のヒマ」から。

島田紳助が「お笑いの教科書」を 自分でつくった動機について。 もちろんそれは、芸人として成功したかったからだが、 あのときだって、ただそれだけではなく、 そうやって練り上げたアイデアが、 実際のお客さんに通用するかどうか、 それを確かめることが…

「お笑いのセオリー」を見つけた島田紳助の独学力

【自分だけの教科書をつくる「独学力」】 漫才師になることを目指していた頃、 僕は売れている先輩芸人の漫才を すべてノートに書きとめて、 どこでお客が笑うのか、どこでお客は引いてしまうのか、 人が笑うパターンを徹底的に分析して、 自分の漫才のネタ…

未来の自分に「シメシ」をつける

知人のブログでのコメント(レス)から。 最近はそうたのblog見ながら、 何年後かに振り返ったとき、この今をどう位置づけるか、 というか、どう若かったなぁガハハwwwと笑い飛ばすか、 そんなことを前未来系で想像しながら、青臭い日々を送っとります。。 …

休暇中に仕事をする理由

休暇中も仕事をしたほうが、のんびりできる。 『ラクをしないと成果は出ない』 日垣隆 会社員をやっていると 平日=仕事 週末=休暇 となる。これだと継続的な仕事への意識が リセットされてしまう気がする。 これを少し変えてみる。1日の中で仕事と休みの…

過去の自分にオトシマエをつける

「自制の代償は、つねに後悔の痛みより小さい」 『3週間続ければ一生が変わる』ロビン・シャーマ これは、ぼくがあたらしいことを習慣化するときに 言い聴かせるフレーズ。 後で悔やむ経験はだれにでもある。けれど人は忘れる。 とくに自分に都合のわるいこ…

人との距離は会話の量ではない:話しかたより黙りかた

金曜の夜の街。人でにぎわう風景をみると おもいだす言葉がある。 私は、現代人が失いかけているのは 「話しあい」などではなくて、 むしろ「黙りあい」だと思っている。 『両手いっぱいの言葉』寺山修司 バーカウンターで話すのがすきだ。ジャズに耳を傾け…

人は「論理で納得し、感情で行動する」のだろうか

今日の夜、駅の改札を下りると 1年ぶりの知人に声をかけられる。終電時間に「お茶でも」と 言えるのがご近所のいいところ。 (だからみんなで近くに住もうと提案している) ※東京で、村をつくる http://d.hatena.ne.jp/sotacafe/20080214/1202952314 近況を…

人間て、わりと簡単に壊れます。

そうだな、と今おもうことよりも そうだったな、と過去をおもうことの方が 学びとしては重い。 学生を見ていると、勉強して、バイトやって、 クラブやって、セカンドスクールで視覚を取って、 エステに通って、駅前留学して、海外旅行して・・・ とものすご…

「無理しないこと」が無理な理由

世の中の問題は だれかが無理をすることから始まっている。 という内容が『アムリタ』(吉本ばなな) のセリフに出てきて、印象に残っている。 当時、無理をしていた自分は「そうか」と反省した。一方で、無理とそうでない境界線は 無理をしないとわからない…

太宰治を批判した三島由紀夫の「書く心得」

三島由紀夫が太宰治を批判した有名な文章がある。 私とて、作家にとっては、 弱点だけが最大の強味となることぐらい知っている。 しかし弱点をそのまま強味へもってゆこうとする操作は、 私には自己欺瞞に思われる。[・・・] 太宰のもっていた性格的欠陥は、少…

幸福でない方が書ける。けれど・・・

一般に、ものを書くには、人間は あまり幸福でない方がいいらしい。『知的創造のヒント』外山滋比古 かと言って、不幸な人だけが書けるわけではない。 もっと言えば不幸でいながらも そう思っていない人が書けるとおもう。 「わたしは不幸です」と 主観で語…

「情報のキモ」を抜き出す方法

【「研究ノート」のつくりかた:梅田望夫さんの場合】 佐藤雅彦さんが過去の世界中のCM作品を まとめるポイントは「自分の感覚を掘り下げること」。おもしろいと感じるアンテナ、センサーをもつ。・・・ 本を読む場合も視点やセンサーがだいじ。では、どうい…

「他人(ひと)の身になれ」と言われてもムリだから

佐藤雅彦さんが過去の世界中のCM作品を まとめる基準は「自分の感覚」だった。 魅力的な物事に共通するなんらかの法則を 見いだそうとする時、彼がとる手法は 「好きだけど理由がわからないものを、 いくつか並べてみる」というもの。慶應大学の講義ではこの…

31歳で電通のCMプランナーになった佐藤雅彦さんが一番最初にしたこと

情報処理よりもだいじなことは、 多くの情報から自分用のマニュアルや セオリーとして「つかえるかたち」にすることだ。・・・ 実践用の自分なりの方法論を教科書、 地図、サヴァイバルメモ、研究ノート としてまとめる。 方法は知ることよりも使うためのも…

名前という短い言葉が持つ力

『企画書は1行』(野地秩嘉)に 電通をやめて日本初のクリエイティブ・エージェンシー 「TUGBOAT」をつくった岡康道さんに 「短い言葉が持つ力」を尋ねる箇所がある。 「私は名前だと思います。 商品の名前、会社の名前・・・。 いい名前には言葉が持つ力が感…

才能というモンスターに仕事をさせる3つの条件+1

お笑い芸人の能力は 「才能×努力」と島田紳助は言った。 (『紳竜の研究』の影響で引用が多い) では才能とはなんだろう? 茂木健一郎さんはこの才能を 「モンスター」という比喩をつかった。 才能がある人はみんな仕事がはやいですよね。なんではやいかとい…

会話の型づくり:「1発言30秒」「つかみとなかみ」

島田紳助は 「テレビで30秒以上話したら負け」 と言っている。会話でも1発言は最大で30秒くらいだと思う。 それ以上は話の趣旨が見えづらくなる。ということで個人的には 「30秒以上話したら負け」ルールを つくるようにしている。・・・ でも、話を聞いて…

「自分が」にワンクッションを入れる

知人が開催する本の交換会イベントへ。会の参加にあたり本を2冊用意する。1冊はおすすめの本。 参加者同士で交換する。もう1冊は寄付する本。 販売したお金を途上国の図書館づくりにあてる。・・・ 本で会話がはじまる。自分の本を交換することで 共有で…

好奇心とは、独創的な問いを発見する情熱である

好奇心について。答えよりも問いが重要 という話をよくする。問いのエンジンは好奇心。では、好奇心とはなんだろう? 一番気に入っている定義。 「好奇心というのはたぶん、 独創的な問いを発見する情熱だと 思います。」 『なぜデザインなのか』 原研哉・阿…

つくる仕事のタイプ:「飛ぶ人」「潜る人」

「つくる」仕事をする人は2タイプある。 「飛ぶ人」と「潜る人」。 これは知人との話から出た言葉。 飛ぶ人。 飛べば人は注目する。インタラクティブな関係の中で ライブができるエンターテイナー。新しいことをその場で 生み出す即興性と反射神経がある。…

一流のお笑い芸人が他人の芸を笑わない理由

島田紳助は 「他人のお笑いを見るときは笑わない」という。一流の芸人はみなそうだという。 (『紳竜の研究』) 理由は2つ。 1.笑うと話の流れを忘れるから 自分の芸に活かすために見る。 つかみからオチまでのプロセスをまなぶ。 2.面白いではなく「う…

たった一人。京都で29年続くお好み焼き屋の3つの生存戦略

京都に行くと必ず立ち寄るお店がある。北野天満宮のバス停前にある お好み焼き屋「おもひで焼」。なんとここは、お好み焼が100円。 (中は300円、大450円)原材料が高騰した昨今も 創業時から100円をキープ。 学生時代はよく通っていた。 世間話や人生相談を…

「情熱大陸」に学ぶ人の本音を引き出す3つの秘訣

出張時の新幹線で雑誌を5誌ほど読む。 その中から。 ・・・「AERA」(09/2/2)で放送作家の 鈴木おさむが書く「ザ・視聴率」。 ドキュメンタリーとして定評のある「情熱大陸」に 出演して、「出演者の本音を引き出す秘訣」を 3つポイントで分析した。 1.…

「なにをしたらいいか、わからないんですよね」

「なにをしたらいいか、わからないんですよね。 そう思っているとシュウカツがはじまっている。」 学生と話して、そんな言葉が出てきて ふと、このフレーズをおもいだした。 あんたも出来るだけのことをやらなくちゃいけない。 じっと座ってものを考えている…

生き急ぐ20代の終わりに

28になった。昨晩のアタマの中の下書きを再現。 昨晩のタイトルは 「27歳最後の夜に」。 生き急ぐとしてもかまわない 理由がいる人は残ればいい「陽はまたのぼりくりかえす」 Dragon Ash ぼくは20代を生き急いでいた。ペースがわからないから 環境をいい訳に…