「尊敬」から卒業する必要はないが、「憧れ」からは卒業せよ。

sotacafe2009-02-27

「尊敬」から卒業する必要はないが、
「憧れ」からは卒業せよ。


『仕事のヒント』神田昌典

24くらいまでは尊敬と憧れを混同していた。

なにかに「なる」ことを目指して失敗していた。

島田紳助は「紳介さんにみたいなりたいです。憧れなんです」
という若手芸人にこう伝える。


「俺はもうおるで」

・・・

けれど、憧れはモチベーションになる。

きっかけはなんでもいい。

やるかやらないか、続けるかどうか。

なにかを始めて、続けた後、
憧れを卒業すればいい。

・・・
では、憧れを卒業する見極めの基準とは?


それは、「スゴい」か「いい」か。


学生時代に読み続けていた文章から。

これがぼくにとって大きな
パラダイムシフトだった。

スゴいって言葉を使うとき、
その意味するところは結局
「自分には分からないことをしている」
「自分とは違う」
ということの表明であって
 対象と距離を置くこと
なんじゃないかと思った。
つまり「スゴい」といわれるのは
距離を置かれてしまうということ。


それか、
「なんか衝撃を受けたんだけど
何と表現していいか分からないから
とりあえずスゴいって言っとこう」
という場合もあるかな。
どちらにしろ、まだちゃんと理解されてないってこと。
距離が遠いってことなんやね。
(それはそれで魅力だったりもするんだけど)


だからさ、
「スゴい」であることは
人から離れていくことで
とても寂しいことだから
そんなの目指してもしょうがないなと


「いい」であることは
人との距離を詰めることで
暖かくてとても幸せなことだなと

思うようになったのです。

これからしばらくの僕は
「いい」自分であることを軸に生きていこう
と思うのです。


「生旅」
http://www.ann.hi-ho.ne.jp/kuniaki/DiarySummer00.htm


「スゴさ」は距離をつくり、「よさ」は距離をつめる。

「憧れ」は距離を遠ざけ、「尊敬」は適切な距離を保つ。

・・・

だから、だれかのモノサシや期待からのGreatではなく、
じぶんにとってのGoodを目指す。

たぶん「無敵」っていうのはこういうことなのだ。


でも、憧れと尊敬の両方がいるのも事実。(とくに男は)

道は長いけど書くこともそうありたい。



「スゴい」ではなく「いい」を目指す。


○未来投稿
・GreatとGood、ナンバーワンとオンリーワン


○関連
会話の型づくり:「1発言30秒」「つかみとなかみ」
http://d.hatena.ne.jp/sotacafe/20090209/1234184430


【後記】
積もる雪を期待した1日。
雪が降るときの昂揚感は
子どものころから変わりませんね。