2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Twitter、「なう」のリアル

先週、京都に行ったとき ふと思いついて携帯からTwitterで 「東龍なう」とつぶやく。東龍は京都の北白川にある有名なラーメン屋。「なう」は「今、ここにいる」=nowという意味。すると、5分もたたないうちに友人から電話がくる。「おれの家、歩いて10分も…

本を読む人の顔は美しい。

読書のコピーがすきだ。 「本を読めば、顔がよくなる。」集英社 「夏の一冊」(1993) 解説。 なにより、本を読む人の顔は美しい。たぶん、その人が所有する表情の中でも、 ナンバーワンと言ってもいいのではないだろうか。『幸福を見つめるコピー』(岩崎俊…

思い出は場所にある

プチ同窓会に参加。名古屋の小中学校時代の級友と16年ぶりに再会する。ながい時間を経ても記憶にのこるのは、場所。 とくに一番は駄菓子屋とそのおばあちゃん。そして皆、それぞれ部活をしていたので校庭での記憶。 名前は忘れても校庭ですごした時間は忘れ…

ここに示した考えは、私のものであり、私のものではありません。

話したり、書いていると じぶんがいなくなることがある。じぶんではなく別のだれかが 言っている、書いている感覚。ある種のハイであり、ゾーン。 ここに示した考えは、私のものであり、私のものではありません。私のものというのは、私がそれに従って行動し…

ありえたかもしれないじぶんを棄てる

10年前に読んだ本を読み返す。当時のテーマは「じぶん」。このテーマの本をみつけたきっかけは、 現代文の問題から。 (当時はよく現代文から本をみつけた) そうありえたかもしれないじぶんを つぎつぎと棄てていくことで、 はじめて<じぶん>になるという…

やっと書き終えたと思ったら、

あとがきの何気ない一行に著者のすごみをみる。 やっと書き終えたと思ったら、なんのことはない、 ようやくスタートラインにつけたという思いしか残っていない。『じぶん・この不思議な存在』鷲田清一 書き終えて、はじめて問いの底の深さがみえる。さらに考…

生きていることの心細さが、むき出しになる瞬間

恐怖の底には、弱さがある。こわさは、よわさがつくる。 ・・・岩崎俊一さんは、この「こわさ」を 「生きていることの心細さが、むき出しになる瞬間」 と言った。 じつはこの世には、自分をかばい、守るものなど何もなく、 たったひとり、柔らかい皮膚をさら…

真の幸福は欲望の闇や不幸の淵を通り抜けた大人にしか見つけることが出来ない

たった一行で、記憶にのこる仕事をする人がいる。広告代理店時代、ずっとのこるコピーがあった。「このコピーを書いた人はどういう人だろう」書いた人は岩崎俊一さん。あとで、その名前を聞いた。その人が本を出した。『幸福をみつめるコピー』。・・・残間…

最も明瞭に人の心に叩き込みたい思いを表現するのには

それは問題だろうか? という問いは 狭くなった道を広げる。 問題は紛糾してはいない。 野望が紛糾しているだけだ。 『詩・ことば・人間』(大岡信)から。 中原中也の日記に書かれていたそうだ。この言葉を引いて言おうとしたこと 最も明瞭に人の心に叩き込…

自分に説明するために書く

以前に、じぶんのブログをプリントして まとめて読み返したら意外とおもしろかった。「こんなこと書くのか」と他人事のように読めた。 私は誰か他人に読ませるために書いているというよりは、 脳裏に浮かんだ星雲状態のアイディアを「自分に説明する」ために…

外からやってくる力に静かに耐えるための「強さ」

「つよさ」は10代前半からのテーマ。『海辺のカフカ』(村上春樹)のやりとりから、 つよさの意味をまなんだ。・・・主人公の田村カフカくんは14歳の少年。 佐伯さんは50代の女性。 佐伯さん「あなたはきっと強くなりたいのね。」カフカ「強くならないと生き…

移動の中で読むことの意味

たまに、本の印象と場所がリンクする瞬間がある。そして、その文章が場所の記憶とともに残る。3つほどの個人的な例。1.中学2年生のとき『こころ』 先生の告白@南武線分倍河原駅のホームを出発する前2.3年前『相場師一代』 是川銀蔵が戦時中の商売の…

望んだというよりはそう生きるしかなかった。それこそが『人格』だよ。

どこか遠くに行って、またもどってくる。同じ場所だけど、みえる風景はちがっている。そんなときにおもうこと。 「望んだというよりはそう生きるしかなかった。 それこそが『人格』だよ。」 『G戦場ヘヴンズドア』日本橋ヨヲコ なるようになる。ただしそれは…

上からながめる

目のまえのことでいっぱいになったら、 すこし高いところに行く。距離を変え、見えかたを変える。▼ 上からながめる @恵比寿ガーデンプレイス

きらいと向き合う

人のすきをきくよりも きらいをきく方が、その人がみえる。 そもそも「嫌い」って気持ちって、 自分の「負い目」なんだな。ほぼ100%。友人のmixi日記から 自分に対してもおなじ。▼ きらいと向き合う

「きみといると おもしろい」

「きみといると おもしろい」なにげなく電車から見えた リプトンの広告コピー。「〜なわたし」という個人軸から 「きみと〜」という他者軸への変化。個性から関係性へ。▼ わたしは、から、わたしと、へ。

そんなときは空をみる。

時計をみないで生活したい。そうおもうのは、 時計以外の時間で生活をしたいと思うとき。そんなときは空をみる。なるべく夕暮れ、たそがれどき。たった10分でも空の色の変化がみえる。・・・ ゆっくりと夕暮れをみたのは ギリシャのサントリーニ島に行った去…