才能というモンスターに仕事をさせる3つの条件+1


お笑い芸人の能力は
「才能×努力」と島田紳助は言った。
(『紳竜の研究』の影響で引用が多い)


では才能とはなんだろう?


茂木健一郎さんはこの才能を
「モンスター」という比喩をつかった。

才能がある人はみんな仕事がはやいですよね。

なんではやいかというと、自分の中にモンスターを
飼っていて、そのモンスターがいろいろやっちゃう。

みんな自分とモンスターの危ういバランスの中にいる。

例外はまずいませんね。

身を切って何かをつくり出していく。

07/4 『カーサブルータス』茂木健一郎の対談より

才能を扱うことは
モンスターを飼うことだ。

このモンスターに仕事をさせるには
いくつかの条件がある。


ポイントは継続、制約、自信の3つ。


1.日ごろの継続
  ルーティンあってこその本気、準備あってこその運。

2.つくる上での制約
  〆切り、文字数などの制約条件を設ける。

3.根拠のない自信
  リラックスしていないと力は出せない。楽観的に。


このベースがあると、突然のできごとや依頼に
モンスターを発動(召還?)させることができる。

つまり、上手にテンパれる。

・・・

最後にもうひとつ。やはり体力。

この引用で深いのは
>身を切って何かをつくり出していく。
の一行。


村上春樹は、物語をつくることは
「自分の中の毒を生成するようなもの」
と言った。(『ユリイカ』の特集)


毒をつくれる身体、
体力あってこその創造。


身を切る、毒を生成しても
行けるだけのタフさをつくる。



自分の中のモンスターを飼いならす。



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