2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シンプルライフ『持たない暮らし』下重 暁子

【シンプルライフのヒント集】手帳Moleskinでも有名な イギリスの作家チャトウィンは 「トランク一つの人生」だった。南米、西アフリカ、オーストラリア、 プラハなどを渡り歩く中で移動の 中でものを書いた。Moleskinの手帳に全ての取材を 記録して、多くの…

手紙の変わりに手紙本(ブックレター)。

結婚式の2次会をやる。いつも座禅をしているお寺を借りて、 人数制限のために「一人一芸」 というルールで募集。「多士済済」というコンセプトで歌、 紙芝居、ワークショップ、携帯投稿ゲーム、 クラシック演奏など多彩な発表がある。そこで、自分が参加者に…

前提から「利益の方程式」(勝間和代)?

大きな組織にいた時のストレスは、 自分の出している価値、つまり 利益が見えなかったこと。会社はなにはともあれ、まずは 利益を出すことが目的の集団。大きな案件や開発の仕事をしていたことも 原因だが、それよりも、利益以外の非合理性に 対する不満があ…

本のレシートは残しておく

本は、読んだ日を記録する。できれば、読んだ場所も書いておく。すると、あとで読み直した時に、 思い出せることの多さに驚く。本は読んでいた自分の気分や 状況という周辺の情報をもつ。飲んでいた珈琲のしみですら、 なにかを物語る。・・・こうしてもうひ…

購買心理『なぜ通販で買うのですか』斎藤駿

【購買心理=自己保存と自己顕示】インターネット以前、情報だけで ものを売っていたしくみ、通販。見えない商品を、売り手の言葉 だけで信用させて、売る。このしくみと歴史を、なぜ人は ものを買うのか、という消費と 購買の心理について語る書。著者は130…

『LIVE HACKS!』(大橋悦夫)

【時間管理度をワークでチェック】本書は時間の使い方について 問いとワークで実践させる。問いにこたえながら、自分の 時間管理についての甘さや 勘違いに気づくことができる。・・・引用日々ノートに課題を書き出す 消える、残る、言える、始まるにわかれ…

対談本2『脳と日本人』(茂木健一郎、松岡正剛対談)

松岡正剛と茂木健一郎の対話。一貫したテーマではなく、 散文的に広がっていくスタイル。個人的に一番印象に残ったのが 松岡正剛の生い立ちからと問題意識。対話の中で聴かれないと出てこない 3つの体験談。・・・1.吃音少年だったことが、アタマの中を 言…

Coyote特集:井上雄彦 「バガボンド、水の里、火の国へ」

『coyote』は好きな雑誌。相手を選び抜いて、継続して インタビューし続ける。『switch』は昨年20年を迎えたが 新井敏記さんの編集者魂あっての雑誌。 個人という点ではなく、 時間軸を加えた線としての発信。 桜井和寿、桑田佳祐、池澤夏樹、 文化を生み出…

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』(村上春樹、河合隼雄)

対談本ベスト3を紹介。まずは、『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』。 人生で初めて読んだ対談本であり、 今のところベストと呼べるだけの インパクトがあった。 単行本が出た10年以上前から、 何度読んでも発見がある。 (ブログで紹介するのも4度目) 身…

対談本の読み方

対談本のキモは、本人が一人では 絶対に語らないことを聞ける(読める)こと。対話は、自発的暴露の場所だ。一人では語らない、語れないことを 質問ややりとりから、出てきた場合。対談本は情報が分散するので 読みづらい場合が多い。が、逆に言えば分散から…

心理×交渉『FBIアカデミーで教える心理交渉術』ハーブ コーエン

【交渉心理=時間×情報×力の使いかた】交渉術がある、と知ったきっかけは 学生時代に読んだ『ハーバード流交渉術』。自分の過去の行動を論理的に説明される。心理というルールにのっとって 自分が踊らされていることに気づく。・・・大事なことは、だますこ…

『情報は1冊のノートにまとめなさい』奥野宣之

【情報は一冊一元化と索引データ化】情報管理を意識しはじめたのは 大学2年から。学び、活動するなかで情報量が 許容量を越え、パソコンを活用し、 アナロググッズを整理しようと考えた。そこでやったことのひとつが、 ノート一冊に集めたこと。無印で100円…

女性キャリアを考える3冊

前回の「コバブル女子」 http://d.hatena.ne.jp/sotacafe/20080311 の反響が大きかった。世代ごとに、世の中の状況と 仕事と価値観は異なっていく。女性をテーマにした本は 今後いろいろな形で出てきそうだ。だいじなことは「女性が」 だけではなく「男性も…

『疲れすぎて眠れぬ夜のために』:内田樹

○『疲れすぎて眠れぬ夜のために』著者の内田樹は神戸女学院の教授でフランス哲学を専門に、 『寝ながら学べる構造主義』『おじさん的思考』でブレイク。最近では『下流志向』『ひとりでは生きられないの芸のうち』 を出して哲学、身体論をはじめ(本人も合気…

トークショー振り返り

以前告知したトークショーをしました。 http://mot8.exblog.jp/7458516/#0402同世代で出版という仕事とは違った アプローチをしているメンバーで2時間ほど。30名の定員満席で、打ちっ放しの空間で プロジェクターにPCを接続して話す。パネルディスカッション…

「段取り力」を考え、実行する2冊

【段取りハックをわかりやすく体系化】○『頭のいい段取りの技術』『「わかりやすい」説明の技術』著者による 段取り=仕事ハック本。一つずつの ノウハウが体系化されいてるので、 内容よりもまとめかた、手順をまなぶ。さっと読める。わかりやすく伝える本…

歩きながら読む

本当にいい本と出会うと、 本屋で買って待ちきれずに ページをめくりだす。時間があればカフェに入るが、 ない場合は歩きながら。「歩き読み」というと二宮尊徳だが 街を歩いているとごくたまにいる。電車の乗り継ぎやエレベーターなど 人ごみも馴れると案外…