たった一人。京都で29年続くお好み焼き屋の3つの生存戦略
京都に行くと必ず立ち寄るお店がある。
なんとここは、お好み焼が100円。
(中は300円、大450円)
原材料が高騰した昨今も
創業時から100円をキープ。
学生時代はよく通っていた。
世間話や人生相談をした。
今年で創業29年目。
一人でお店を切り盛りする
おばちゃんに長続きの秘訣を聞いた。
創業時の「3つの基準」が
すべてを決めたそうだ。
1. 自分ひとりで続けられること
→お店の大きさ(固定費ミニマム)
2. 目立ちすぎないこと
→ブームよりも地道なスタイルや習慣
3. 人の変わらない気軽なこと
→食べること+100円で買える
この結論が安くておいしいお好み焼き屋を
小さなお店で、一人でまわすことだった。
そうして29年が経ち、お客さんは増え続け、
手紙や人がたえない店となる。
(ぼくも9年来のファンの一人)
・・・
これらの基準の大前提は
「長く続けられること」。
経営においては勝ち負け以前に
まず、生きのびることが前提となる。
そのための「生存戦略」とも言える
基準がこの3つ。
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お店の経営に限らず、人が世の中で
生きていくことも同じではないだろうか。
続くことは、それだけで
世の中に認められている証でもある。
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身近な場所に長く愛される
ブランドづくりのヒントがある。
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勝ち負けよりも、生きのびること。
【後記】
帰り道、ふとバスをみると
人が誰も乗っていなかった。