名前という短い言葉が持つ力

sotacafe2009-02-11

『企画書は1行』(野地秩嘉)に
電通をやめて日本初のクリエイティブ・エージェンシー
TUGBOAT」をつくった岡康道さんに
「短い言葉が持つ力」を尋ねる箇所がある。

「私は名前だと思います。
商品の名前、会社の名前・・・。
いい名前には言葉が持つ力が感じられる。

「名前はとても大切です。
ネーミングには気持ちを込めなくてはいけません。


タグボートという社名には僕ら四人の志が入っている。
タグボートは小さくて汚い船かもしれない。
でも、広告界を引っ張ってみせるという気概が込めてある。


名前は短い。一行の文字です。
でもそこに意味を含ませるとイメージは無限大に広がる。」


『企画書は1行』(野地秩嘉

文章やコピーを考えるとき、名前は柱になる。

岡さんは「南アルプスの天然水」を例に
「商品名が広告表現を示唆していた」という。


たったひとつの名前にある
こだわりや経緯を知ること。

名前から広がる物語に耳を傾けること。

これは、商品名だけではなく
人の名前も同じ。



名前のルーツを知る。ネーミングにこだわる。


【後記】
お気に入りの本のひとつ
『自分の仕事をつくる』(西村佳哲)の単行本が昨日発売。
読み返しながら働き、生きることを考える。
(近くブログで紹介します)