一流のお笑い芸人が他人の芸を笑わない理由

sotacafe2009-02-05

島田紳助
「他人のお笑いを見るときは笑わない」という。

一流の芸人はみなそうだという。
(『紳竜の研究』)


理由は2つ。

1.笑うと話の流れを忘れるから

 自分の芸に活かすために見る。
 つかみからオチまでのプロセスをまなぶ。


2.面白いではなく「うまい」と感じる

 同業のライバルの技と芸を分析する。

自分の芸と比較し、
ライバルの技を徹底的に分析する。

これは「ものをつくる人」の姿勢として
学びたいことだ。
・・・
「おもしろい」と楽しむことは簡単だ。

しかし「うまい」理由を分析するためには
知識と経験と技術がいる。

視点を受け手と作り手の両方がいる。


人の作品をみて自分のものにする。
まなぶために一歩離れる。
・・・
映像制作をしている友人は
映画は2度みるという。

1度目は楽しむ。2度目は分析する。
(カメラワーク、間のとりかたなど)
・・・
ぼくもいいと思った本は最低2度読む。

1度目は読者の視点、
2度目は作者の視点。
(さらに読者のパターンを増やす
 読み方もあるがそれはまたいずれ)


作品は2度みる。


【後記】
ひさびさの家ご飯で回復。