「お笑いのセオリー」を見つけた島田紳助の独学力
漫才師になることを目指していた頃、
僕は売れている先輩芸人の漫才を
すべてノートに書きとめて、
どこでお客が笑うのか、どこでお客は引いてしまうのか、
人が笑うパターンを徹底的に分析して、
自分の漫才のネタを練り上げていった。
『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』島田紳助
この話はBCG日本代表の御立さんが紹介して有名になった
DVD『紳竜の研究』のNSC(吉本総合芸能学院)の特別授業
にも出てくる。
島田紳介さんは、一流芸人の漫才をテープで聴いて、
「いい」とおもったやりとりの一字一句をひたすら書き写した。
その中で「間」の回数が共通していることを発見し、
自分のお笑いのセオリーをつくった。
「お笑いには教科書がない。
だから自分で研究してつくった」という。
・・・
これは、生き方にも言える。
オリジナルの教科書をつくる。
教科書は実践してこそ。
教科書は、日々の生活で実践され、
作品に昇華される。
この一連の流れが「芸」とか「スタイル」。
一流の芸人がお笑いという作品を残しているように、
一流の生き方をした人は、本や言葉が残されている。
・ ・・
これからの時代は、
この「研究する力」が必要になる。
仕事も遊びも生活も
すべての軸となるもの。
これを「独学力」と名づけて
いくつかの例をおってみたい。
これは、ぼくのここ数年のライフワークのひとつで
いつも本や生き方を見る切り口でもある。
「この人はどうやって
この作品を生むスタイルを築いてきたのだろうか」
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独学力を鍛える
○ 関連エントリー
31歳で電通のCMプランナーになった佐藤雅彦さんが一番最初にしたこと
http://d.hatena.ne.jp/sotacafe/20090212/1234443622
「情報のキモ」を抜き出す方法
http://d.hatena.ne.jp/sotacafe/20090214/1234662176
○ 未来投稿
・ 理論と検証のサイクル化
・「すごいこと」に再現性をもたせるために
○ 関連URL
売れ続ける芸人、島田紳助のすごさに学ぶこと
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20071127/141612/
【後記】
移動中、東京タワーの目の前を通る。
汐留に自転車で通っていた日々を思い出す。