2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

知的すけべ根性を鍛える

日曜日はモードを変えて 読書のきっかけについて。以前、母校の高校生に講演をすることになった友人から、 「よかったら、17歳と読書の関係について、教えてほしい と言われて話したこと。 ・・・ 本を読み出したきっかけ。 「代ゼミ」の英語担当、西きょう…

ブログをケータイで書いてみる

同じデジタルツールでも パソコンとケータイでは 読むときの気分がちがう。デバイスと接する距離がちがう。パソコンはテーブルの上に置く。 両手でキーボードをたたく。ケータイは手元30センチ。 片手、親指でボタンを押す。 ディスプレイもパソコンより小さ…

言葉の糸、文章のヒモ

言葉だけで人は 泣き、笑い、考え、買う、会う。書いて、読むことでできる関係。今は、言葉の公開に、元手はほとんどかからない。自分の経験や思考から紡ぎ出された言葉の束を、 広大なネットに投げる。ボトルに手紙をつめて海に流すように。「message in a …

断片と世界とブログ:見取り図をつくる

メモは、断片だ。日々の記憶を書きとめることに 何の意味があるのだろう?と思いながらも書き続けてきた。意味はなくても続けることがはできる。ただし、方向性を意識するのとそうでないのは、 時間を経たときに大きく変わる。ぼくはこの方向性を2003年に作…

メモの技術〜断片を集める

「すべての文章は<メモ>という断片からはじまる」 (『文章表現400字からのレッスン』梅田卓夫) 文章はリニア(線形、直線)だが、 思考はノンリニア(非直線的)だ。まずは断片をかき集める。メモの作業手順は以下。1.ノートの真ん中にテーマを書く メ…

未知を書く。「メモ」からはじまる。

文章の書く一番のキモは、メモのつくることだ。「書きかた」というと、どうしても原稿用紙や テキストエディタに何かを書き込む作業を思い浮かべる。が、実はそれ以前に2段階ほどの手続きがある。それが、「現場」と「メモ」である。書くプロセスを3段階で…

書きはじめ、スタートダッシュ、6つルール

書き始めというスタートダッシュで大事なこと。 それは、勢い。6つのルールを引用。 1.手を動かし続ける 2.書いたものを消さない 3.綴りや句読点、文法を気にしない 4.コントロールをゆるめる 5.考えない。論理的にならない。 6.急所を攻める(…

書くときに大切な3つの「時間ルール」

書きはじめに大切なことは、「時間を決める」こと。時間を決めるために、3つのルールがある。1.書く時間を習慣化する 朝起きたら、食事の前など、生活の中で 書くことを習慣化することがコツ。2.書くことにかけた時間を知る ここには考える、メモをつく…

「自分にしか書けないこと」の見つけ方2

テーマの見つけかた。「(仕事も含めて)今まで一番時間とお金をかけたものは?」 という問いから見つける=決める。時間は、仕事に限らずそこに費やした時間が一番多いもの。『若きサムライたちへ』(中谷巌、田坂広志)の中で、 一流になるには1万時間かか…

「自分にしか書けないこと」の見つけ方1

良い文章の第一条件「自分にしか書けないこと」を 見つけるにはどうしたらいいだろうか。 書くテーマ以前に、自分のテーマはなんだろう? この問いの先に「自分探し」が始まる。それはやめよう。昨日の「考えるな、書け」と同じ。自分を探す前にやることがあ…

書くことが「めんどうくさい」人に

ブログを書こうと思っていながらやらない友人のセリフ第1位、 「めんどうくさい」。ブログに限らず「人類最強の敵」(@『稲中卓球部』)だ。ではどうすれば、めんどうくさいの壁を越えられるだろう。答えは「めんどう」と思わない、考えないようにする。「…

考える前に書く

書くときに一番大切なたった一つのこと

書くことについての気の持ちかた、 心構えを書いてみます。書くことの「心技体」で言えば、「心」編。・・・書くときにもっとも大事なことはなんだろう。文章本、書き方本を100冊近く読んできての結論。 作文の秘訣を一言でいえば、 自分にしか書けないこと…

一番大切な人に話したいどうでもいいこと

前にいた広告代理店での話。 あるコピーライターが、ブログを書き続けるポイントは 「一番大切な人に話したいどうでもいいことだ」と。なるほど。家に帰って誰かに「今日どうだった?」と聞かれて話す。 帰り道、何を話そうかを考える。ただし関西人は「オチ…

あの日の空のことを書く。

なにかを思い出して書くとき、写真は記憶のトリガーになる。 ふと思いついたら、ケータイのカメラで撮る。見たものだけではなく、その時の気持ちを撮って 残しておく。・・・この空は、出張で梅田から京都に向かう阪急電車の窓から見た空。 夕方にさしこむ光…

まず、書く。「自然発生的散文」

『宝島』の伝説の編集長、北山耕平さんが今という時代に 向けて、自らの仕事をふり返った『雲のごとくリアルに』の冒頭、 「本当のことを伝える文体(スタイル)が必要だった」から 「自然発生的散文」という言葉を見つけた。 その時の意識の流れにできるだ…

自己表現時代の武器としての言葉・活字

ブログをはじめとしたパーソナルメディアや 個人メディアは、自己表現の最良のツールだ。では、この自己表現とはなんだろう。僕は「自己を解放するための武器」だと思っている。これは、作家で『宝島』の伝説の編集長だった 北山耕平さんの言葉。 活字は今も…

読むこと、書くこと、生きること。

ブログのタイトルは過去、何度も変えてきた。 その中でも、読書は変わらないテーマ。本にかかわる仕事をしていると、あまり本に 興味がない人から、「読書で人生変わりますか?」 と聞かれることがある。読書が変えるのではなくて、読む自分が変わる ことで…

書き続けることの中でしか見えないもの

本とことばにまつわる日記 というコンセプトで、 もう少し書き進めていこう。日々、考えているいことを 体系的にまとめるのは、 もう少し先のこと。今は歩みを止めず、読み続け、 書き続けることなのだろう。・・・といっても、mixi日記を読み返したり、 書…