2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

夕暮れ時の図書館にて

図書館で 本と窓を一日眺める書物はその時代を生きた誰かが 声にならない歴史を文字に刻む書店に並ばない古典がある・・・窓の向こうには公園で遊ぶ 子どもたちの声も聞こえる少年時代の記憶がよみがえる時計は持ってないし みもしなかった5時になる音楽と夕…

わかりません、がわかること

「私には分からない」というのが、 知性の基本的な構えである。「私には分からない」 「だから分かりたい」 「だから調べる、考える」 「なんだか分かったような気になった」 「でも、なんだかますます分からなく なってきたような気もする・・・」 と螺旋状…

文学は身体に効く物語

意味ではなく 交換の常態を。情報は意味ではなく 運動をつなぐもの。パスのためのしごと。遅効性のメディアとしての本身体に効く物語としての文学。身体が乾いたら良質な物語を。 引 極端なことを言ってしまえば、 小説にとって意味性というのは、 そんなに…

消え行くことばが残すもの

挨拶やお礼の機会に はなしをする中で 次の再会をおもう。自分が信じていること今の、今までの思いを 続けることの意思表明。変わることの中で 変わらないことをことばという みえないかたちで残す。

誤解の総体で理解すること

コミュニケーション ということばは横文字で 使わないようにしている。なので、引用する。 引用 僕は正しい理解というのは 誤解の総体だと思っています。誤解がたくさん集まれば、 本当に正しい理解が そこに立ち上がるんですよ。だから、正しい理解ばっかり…

他者に潜る

「あぁ、じぶんはこの人になりたかったんだ」 - 他者の模倣=欲望の連鎖だと思っていた。そうじゃない。他者への模倣が 越えられない自己を 見いだす。共感する、同じものを 相手の中につきつめることで 相容れない何か、 自己の片鱗を見いだす。好きなら好…

いかに素敵な問いを生むか

――――――――――――――――――「好奇心というのは たぶん、独創的な問いを発見する情熱 だと思います。」 原研哉「なぜデザインなのか。」――――――――――――――――――久々にグッと来る本に出会いました。ページを折り、赤鉛筆をひき 朝からテンションが上がる。

不愉快な人間関係に耐える危うさ

長めの引用。 - 現代人の陥りがちな誤解のうち もっとも危険なもの一つは、 「不愉快な人間関係に耐える能力」 を人間的能力の一つと思いこむことです。・・・「耐える」人の場合は、「耐えること」が 自己の中心にあります。それ以外のすべては 「耐える」…

一行気づき

問いは定型ではない常にかたちを変えながら、生み出し続けるものなのだとおもった。

感情の観察

人は一日数万の感情、 気分の変化を感じているというこの感情や気分の変化を 無視することで 日々同じという安心を得るが、本当は身体の内外含めて 日々変化している好むと好まざるとに関わらず呼吸一つで、刻一刻と・・・そこでまず、感情を感じてみる感情…

ことばの加減

ことばかずを減らすのは自分がほんとうに語りたい事をあらためて考えるため。余計なものをそぎ落とすと 相手に伝わるすきまができる。隙と間で想像する。 いいたいことの間にある 言えないこと。間に潜むことばのために 余地をつくり、余白をのこす。作品は…

つなぎ、つむぎ、ほどき

つなぐこと 点ではなく線であり面である 結果ではなく因果つむぐこと 今の連続をつくること 畢竟、呼吸ほどくこと とらわれていたものやこと リセットすることでみえる

思考とエネルギー

費やす思考エネルギーの中身について。この考えは期間的にどれだけ有効か という問いと自覚。期間限定の思想ならぬ思考。賞味期限のある考えと 普遍的な時間軸としての問い。今、悩んだり考えていることは 3ヶ月後、半年後も切実な問い として残り続けるだ…

ことばの檻

久々に「Hunter×Hunter」を読む。世界観、人間観が深い。「ダチ(友達)だったら、いちいち ありがとうなんて言い合わない」感謝を表すのは言葉だけではない。・・・言葉は記号思考を進めても 行動は狭めてる ことも多い不安をあおり 守りを駆り立てる 言葉…

事実への物言いと選択

河合隼雄氏は言った 人間、自分に本当の自信がなければ、 謙虚になれないのですよ。 人間、本当の強さを身につけていないと、 感謝ができないのですよ。田坂広志氏はこの言葉からこう延べる 他人に対して謙虚に処する行を続けていると、 いつか、深い自信が…

郊外の社会学

▼Amazonリンクをはじめてみる。ニュータウンがつくってきた歴史の社会学的な考察。自分が住んできた場所も古き良き町と 山を切り崩してつくったニュータウンが混在していた。どこに、どのように住むか。家というハコ以外の外側も含めて 住むことに自覚的にな…

読書メモを始めた。

モードとテーマと件名で 文体を変えてみようかと。・・・読書メモを始めた。元々本には書き込むが、 書き込んだメモや引いた線の テキストをデジタルで管理し始める。分類は大きく2つ、実用と無用。実用・・学びたいテーマ、方法、シェアできるもの 無用・・…

意志と意図を持って動け、それだけだ。 ・・・ただし、志の前に やりたいくないことやキライなことを知る。他人の欲望に流されたり あこがれという模倣に ふりまわされないこと。ふりまわされても 戻ってこれる場所を つくっておくこと。・・・原点に立ち戻…

表現、意志、自由

書いて、考え、 意志をもって関わること。長い引用だけど。 - 自分の想いを語れば、孤立する。自分の考えで行動すれば、打たれる。そのどこが自由なのか、 という人がいるかもしれない。でもそれは、他ならぬ自分の内面を偽りなく表し、 自分として人に関わ…

恐怖、想像、動静

「いちばん辛いのは、怖いことなんだよ。 実際の痛みよりは、やってくるかもしれない痛みを 想像する方がずっと嫌だし、怖いんだ。」 村上春樹「めくらやなぎと眠る女」・・・ 世の中の構造として 「実際の痛みよりは、 やってくるかもしれない痛み」 を流布…

得点、義務、使命

時間についての 自らの戒めと問いかけ。2005年から1年に1回 このフレーズを引用している。3年目も問うことにする。――――――――――――――――――――――――――――――日々はそれぞれに適量の義務を含んで到来し、 また去ってゆく。毎日の終わりにはちょっとした達成感があり、 …

自覚、覚悟、悟り

いつも行っている座禅にて。「悟りってどういったものですか?」和尚さん曰く「己のこころを知ること。 あらゆる状況で自分を統御できる状態。」日々是平常心であり、無我の境地。なるほど、とアタマで理解して 身体がおいつくにはまだまだ遠い。 「誰か、何…