2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

手短に話をさせるための「質問力」

自転車で、外苑前あたりで、 ふとおもった。聴くことや質問力ブームの裏側ってなんだろう?ここ数年、カウンセリング、コーチングがブームになり、 コーチという人が増えた。話すよりも、聴くことに意識が行く。・・・みんなが、聴こうとしている。「口がひ…

【広告という人間関係】『明日の広告』(佐藤尚之)

今、広告を中心としたメディアコミュニケーションが どのように変化しているかを説明する。変化をポジティブにとらえて、その進み方まで 提案する本書は、本業に関わらない人以外にも わかりやい。たとえば、「広告は消費者へのラブレター」ではじまり、 「…

【群れではなく】『蟹工船』小林 多喜二

先日、ロイターの方から取材を受けた 『蟹工船』についてのコメント記事が、 『International Herald Tribune』紙に出ました。仕事ではなく、あくまで一読者としての意見です。●Old Marxist novel revived by Japan's economic anxiety http://www.iht.com/a…

『祈りの痕跡』展 トークショーから知る白川静

ちょっと前に参加した 松岡正剛と浅葉克己のトークセッションメモ。文字とは「祈りの痕跡」である、 という話から白川静の功績について。後漢時代の「説文解字」の解釈を 甲骨文字の成り立ちからくつがえした 白川静はひたすら独学。60歳で初の著書『漢字』…

知の先住民

2.知の先住民(前回の続き) トークショー後、参加者で編集工学研究所の方と 本をリコメンドする「人」のあり方について話す。 (自分のセッションの時にも参加されていて2度目)情報が増えた時代には、 目利きが評価者がいる。評価者は第一線のファンであ…

【読書のメタ認知】未来形の読書術(石原千秋)

MOTのトークショーでnumabooksの内沼君と Review Japanの澁川さんの話を聞いてきた。今、という時代の中でどのように本は 流通するか、させるか。そこに批評やリコメンデーションはどう役立つか。本とウェブの双方から、ユニークな活動を続ける 両者の話は興…