2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

人の読書をなぞる。

(昨日の話と関連して)□人の読書をなぞる。人が読む本だけでなく、 気になる人、尊敬する人が読んだ 「そのままの本」を読むのもいい。以前、ルームシェアをしていた時、 一人が線を引き、 二人目が上角を折り、 三人目が下角を折る、 という記録づけをして…

人が読む本を、読む。

本を人に薦められる経験は、 本の入り口を新しくつくる機会。一人では出会わなかった接点をつくる。あこがれている人ならなおさら。あの人が読んだ、という思いが 読むベクトルを一つ、増やす。 ・・・関係という文脈が 読むストーリーをつくる。密かにキー…

『G戦場ヘヴンズドア』日本橋ヨヲコ:才能と表現

G戦場ヘヴンズドア 1 (1) (IKKI COMICS)『G戦場ヘヴンズドア』 マンガを描くこと、才能と表現、 親子、コンプレックス、関係、 生きることと成長を描くマンガ。絵を描いてるだけではなく、 言葉で魅せる。もちろん、マンガの話だけではなく、 書くとは、表現…

『世界一愚かなお金持ち、日本人』マダム・ホー・

『世界一愚かなお金持ち、日本人』・・・日本人のお金リテラシーについて 苦言を呈するのではなく、日米中の 違いから解説する。銀行残高と人脈で判断する 「キャッシュ社会」日本、返済実績と信用度で判断する 「クレジット社会」アメリカ人相や人となりで…

一日四時間、書くか、まったく何もしないか

今日、インタビューでお会いした ビジネス書作家とのお話で思い出した フレーズと気づき。・・・村上春樹が『ロング・グッドバイ』の後書き。レイモンド・チャンドラーの引用・・・・ 「私は思うのですが、生命を有している文章は、だいたいはみぞおちで書か…

体験談はV字回復のストーリーで

文章を書く、本を書くことは 自分のすべてと向き合う行為のひとつ。自分を笑え自分を晒せという。なかなかできないことだ。・・・ しかし、人が望んでいるのは 成功事例へのあこがれよりも 失敗談とそこから脱したストーリー。例えは対極だが 『プロジェクト…

1万5千円の本『ストーリービジョンで経営を変える』

本はもっと高くていい と思うことがある。ものの価値を理解するために、 ある程度の価格がついていないと 買い手は「本気」にならない。価格というハードルが その価値を保証する。作り手も本気になる。 価格の緊張感。・・・もう一つはボスの言葉だが、 「…

秋元康の時代をつかむ表現力

今号の『ダイヤモンド』で 生活・文化の展望を語る 秋元康のインタビュー。今年のキーワードは1.「最小公倍数」 2.「小さな幸せ」 3.「家庭内集合住宅」1.「最小公倍数」最大公約数=万人受けするマス から個別でモノが売れ、広がる時代。ex) ・AKB48の…

価値を伝える役割・『広辞苑』

岩波書店の『広辞苑』の 改訂版が10年ぶりに出る。Amazonにランキング入りし、 すでに30万部以上を売り上げているそうだ。広告もいい。駅のポスターには 言葉と人を合わせて その意味、深さを問う。特に、気に入った人とことば。椎名林檎=私手塚治虫=夢コ…

人を知る、エゴに入る読書

「苦手な人はいないの?」最近、二人の人から同じ質問を受けた。日本に限ってだが引っ越しが多く、 場所と仕事も転々としてきた。自然と人とのつきあいは多少うまくなった。「うまく」というのは公私ともに ただ、仲良くすることではなく、 適切な距離感をと…

本棚の過ごし方、どこにでも置く本。

1日最低5分は本棚の前で ぼーっとすることにしている。タイトルをみながらアタマの中で 今、なにを知りたいかを整理する。整理よりも混乱に近い。一度、ばらけさせて少し時間を置く。するとキーワードやキーフレーズ、 読んだ記憶がでてくる。で、今何を読む…

本の[大人買い」のすすめ

この仕事につくまでに、 本について読んできた 考えてきたことが活きる。そう感じることがある。昔のブログを再掲。3年近くたってもあせない話題 をこころがけたい。・・・[2005年04月26日(火)]のブログより →文章は大幅修正我が家はルームシェアをしていて…

本のカバーと裏側

子どもの頃、漫画のカバーを よくなくした。好きなマンガほどのめりこむから、 カバーと本体のずれが気になり、外す。カバーをなくさなくなった今も 赤鉛筆をもちながら読むときは外す。直接本に触れる。距離感が縮まる。・・・松岡正剛さんは、本を買ったら…

出版に関わる人の雰囲気

最大手取次の日本出版販売(日販)の 「新春を祝う会」に参加した。取次(流通)、書店、出版社、 本を扱う多くの人に会いできる機会。名刺交換をしてもそれほど時間はない。が、全体としてどういった人が本の仕事に 関わっているかの感触がつかめた気がする…

2008年本のトレンド予測

○2008年本のトレンド予測年初と言えば予測。出版では今年は ・人脈 ・スピリチュアル ・業界暴露系という流れに加えて 古典復活のトレンド。光文社の新訳シリーズ、河出書房の世界文学全集 に加えてDiscoverの中国古典など東洋思想も。というわけで今年は中…