アイデアは「適度なヒマ」から、研究は「一定のヒマ」から。


島田紳助が「お笑いの教科書」を
自分でつくった動機について。

もちろんそれは、芸人として成功したかったからだが、
あのときだって、ただそれだけではなく、
そうやって練り上げたアイデアが、
実際のお客さんに通用するかどうか、
それを確かめることが、自分が漫才をしていく上で、
重要なモチベーションになっていたのだ。


『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』島田紳助

確かめることを動機にする。
・・・

その後、島田紳助は自分のセオリーを
実践できる相手として竜介を選ぶ。

そこで最初にやったことは、
理論をたたきこむこと。


なんとこれに6ヶ月を費やしたという。
(『紳竜の研究』)

・・・
日々仕事に追われていると
この「研究の時間」が減る。


イデアは「適度なヒマ」からはじまり、
研究は「一定のヒマ」から生まれる。


ヒマすぎてもいそがしすぎてもだめ。
では、「適度なヒマ」とは? 具体的な基準は?

たとえばGoogleの「20%ルール」。
エンジニアの労働時間の2割は、
自分の研究開発の時間を設けることが義務となっている。

1週間のうち、1日を自分と会社のために使える。


仕事でも遊びでも、本格的に新しいことを始めるなら
普段の活動時間の20%はいる。
・・・
ぼくは、仕事以外の時間を割いてでも
「研究や学びの時間」はとるべきだとおもっている。

ぼくが前職から続けている研究時間の習慣は「午前休」。

午前休をとって、翌朝近くのカフェに
本とパソコンを持って行く。

午前9時からお昼までの約3時間を、
本を読み、ためておいたアイデアを練る。


ノートやブログを読み返し、
本数冊をテーマ読みする。

この時間に生まれた企画や文章は、
普段の仕事のサイクルからでは生まれない。

休日とは別の時間にヒマのスキマをつくってみる。



「研究の時間」をつくる。



紳竜の研究 [DVD]


○関連
「お笑いのセオリー」を見つけた島田紳助の独学力
http://d.hatena.ne.jp/sotacafe/20090224/1235485529
からわたしには睡眠が必要
http://d.hatena.ne.jp/sotacafe/20090109/1231511166


【後記】
(毎年のことですが)
2月は1ヶ月が短いので月末がはやい。。