心理×交渉『FBIアカデミーで教える心理交渉術』ハーブ コーエン

FBIアカデミーで教える心理交渉術 (BEST OF BUSINESS)

【交渉心理=時間×情報×力の使いかた】

交渉術がある、と知ったきっかけは
学生時代に読んだ『ハーバード流交渉術』。

自分の過去の行動を論理的に説明される。

心理というルールにのっとって
自分が踊らされていることに気づく。

・・・

大事なことは、だますことではなく
世の中のルールを知った上で、
だまされないようにすること。

攻撃ではなく、防御のため。

そういう意味で、本書は学びが多い。

交渉の要因を情報、時間、力でまとめ、
具体例を含めて解説する。

仕事をする上だけでなく、日常生活の
あらゆる場所にあるやりとりという名の交渉。

普段、自覚していなくても読みながら
さまざまな場で使われている技術に
はっと膝をうつ。

・・・引用メモ

交渉とは「入り組んだ緊張感」の中で、
もっている情報を活用して相手の行動様式に
力を及ぼそうとすること。

自分を経験の外においてみる

人は、創造するときに手を
貸したものに対しては支援するものだ。

ほとんどの交渉で必要とされる唯一の
専門技術とは、知的な質問をし、それに
対する答が正しいかどうかを判断する能力だ

「要望に応えているか」どうかだけが問題


・・・キーワード、フレーズ

交渉相手、選択権、競争
キリストとソクラテスの交渉
力の自覚
経験の奴隷
威圧されないこと

・・・

騙しあいというと、ハードな世界だが
「化かしあい」と言うと、日本昔話の
ような民話を思い浮かべる。
ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)