歩きながら読む

本当にいい本と出会うと、
本屋で買って待ちきれずに
ページをめくりだす。

時間があればカフェに入るが、
ない場合は歩きながら。

「歩き読み」というと二宮尊徳だが
街を歩いているとごくたまにいる。

電車の乗り継ぎやエレベーターなど
人ごみも馴れると案外、平気。

そうまでして読みたい本と出会うことが
じつはいちばん大事。

・・・

では、そうまでして読みたい本と
どのように出会うか。

答えがあるわけではない。

が、このことに力を注ぐことも
本のたのしみかた。

かつて、発売日を待ちわびた
マンガがあったように、少し
記憶をたどってみる。