一番大切な人に話したいどうでもいいこと

前にいた広告代理店での話。
あるコピーライターが、ブログを書き続けるポイントは
「一番大切な人に話したいどうでもいいことだ」と。なるほど。

家に帰って誰かに「今日どうだった?」と聞かれて話す。
帰り道、何を話そうかを考える。

ただし関西人は「オチは?」なんてつっこみがあるかもしれない。
相手が聞いてどう反応するかを想定する。

相手をおもう、ということが
一番最初の書くエネルギーになる。

話すように書く、ということ。

・・・

日本は世界一ブログを書く国だという。

僕はこれを一人暮らしが多いからだ、と思っている。
海外ではスタンダードなルームシェアが、日本はしづらい。

消費をすすめるには生活単位を細分化する
という経済的合理性の結果だろう。

孤独は、書く意欲を刺激する。

書きたい、というのは聞いて欲しい
というメッセージの裏返しでもある。

そこに止まっていては、聞く(読む)方も
退屈してしまう。

けれど、まずはここから。

話し続けることができるなら
書き続けることもできるはず。

家に帰って「今日どうだった?」と
聞かれて、応えるように書く。

「で、オチは?」も想像する。