一番大切な人に話したいどうでもいいこと
前にいた広告代理店での話。
あるコピーライターが、ブログを書き続けるポイントは
「一番大切な人に話したいどうでもいいことだ」と。なるほど。
家に帰って誰かに「今日どうだった?」と聞かれて話す。
帰り道、何を話そうかを考える。
ただし関西人は「オチは?」なんてつっこみがあるかもしれない。
相手が聞いてどう反応するかを想定する。
相手をおもう、ということが
一番最初の書くエネルギーになる。
話すように書く、ということ。
・・・
日本は世界一ブログを書く国だという。
僕はこれを一人暮らしが多いからだ、と思っている。
海外ではスタンダードなルームシェアが、日本はしづらい。
消費をすすめるには生活単位を細分化する
という経済的合理性の結果だろう。
孤独は、書く意欲を刺激する。
書きたい、というのは聞いて欲しい
というメッセージの裏返しでもある。
そこに止まっていては、聞く(読む)方も
退屈してしまう。
けれど、まずはここから。
話し続けることができるなら
書き続けることもできるはず。
▼
家に帰って「今日どうだった?」と
聞かれて、応えるように書く。
「で、オチは?」も想像する。