書きはじめ、スタートダッシュ、6つルール


書き始めというスタートダッシュで大事なこと。
それは、勢い。

6つのルールを引用。

1.手を動かし続ける
2.書いたものを消さない
3.綴りや句読点、文法を気にしない
4.コントロールをゆるめる
5.考えない。論理的にならない。
6.急所を攻める(書いている最中に浮か
んできたものがあればそれを書く)

『魂の文章術—書くことから始めよう』
(ナタリー・ゴールドバーグ)

つまり、「勢いよく書け」。

理由は、考えていることではなく、感じることを書くため。

これを、著者は<自分の心の奇妙な癖>、
<むき出しの思考のぎざぎざした縁の探索>という。

勢いがない文章は、書きたいこと以前に、
読まれたい、見られたいエゴが出ている。

取り繕っていることは、読み手にばれる。

・・・

勢いやノリは、文章のエンジンのようなものだ。

アメリカを代表する作家、ジャック・ケルアック
こう言っている。

損失を永遠に受け入れよ。

あらゆることに対して素直であれ、
心を開き、聞き耳をたてよ。

自分の経験、言葉、知識の尊厳を恐れたり恥じたりしてはならない。

生きることに恋せよ。

「生きることに恋せよ。」なんて言ってみたいものだ。
(だからせめて引用してみる)

まずは、ブレーキを踏まずに書いてみる。

走り出してはじめて見える風景の中で、
軌道修正をしていけばいい。


書きはじめはノリ重視。勢いよく書く。

魂の文章術—書くことから始めよう


【編集後記】
日帰りで名古屋に行ってきました。

親の転勤で東京に戻ってきて、名古屋弁
イントネーションを指摘されたことが懐かしい。

今、おもえば初めて方言を身につけた体験でした。

井上ひさしさんの、
「もしわたしが今、若者でしたら、東京に行っても
方言を変えない。」という言葉を思い出しました。