自己表現時代の武器としての言葉・活字

ブログをはじめとしたパーソナルメディアや
個人メディアは、自己表現の最良のツールだ。

では、この自己表現とはなんだろう。

僕は「自己を解放するための武器」だと思っている。

これは、作家で『宝島』の伝説の編集長だった
北山耕平さんの言葉。

活字は今もかわることなくぼくを世界とつなげる媒介の働きをしてくれている。音楽少年にとってエレキギターが武器であったように、コンピュータ(とその機能の一部であるワードプロセッサー)は(かつて活字少年だった)ぼくにとっては自己を解放するための武器であり続けている。『雲のごとくリアルに』


他者とのかかわりは、まず自分への問いかけと変化からはじまる。
その一歩としての自己表現であり、書くこと。

そして、その書くことのスキルとメンタルが問われるのが、
今という時代だと思う。

道具ではなく、武器という。
ナイフの扱い方を間違えれば自分がケガをするように、
そこにはメッセージという、するどく切れる攻撃性がある。

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ウェブ時代の自己表現は、産業の変化だけではなく、
人のかかわり方が変わり、仕事や生活のスタイルを変える。

この変化と技術を
「ウェブ時代の自己表現術」
「読むことと書くことのアイデア」として考えて行きたい。

この自己表現のために必要なスキルとメンタル、
活字や言葉をあつかう技術と意思について、いくつかの本を引用しながら考えていく。