恐怖、想像、動静

 「いちばん辛いのは、怖いことなんだよ。

 実際の痛みよりは、やってくるかもしれない痛みを

 想像する方がずっと嫌だし、怖いんだ。」

 村上春樹「めくらやなぎと眠る女」

・・・
世の中の構造として
「実際の痛みよりは、
やってくるかもしれない痛み」
を流布するメディアが多い。

マイケルムーアの映画を見ると特に。

現実と想像、
このギャップを埋めるには
じぶんのなかにある常識を
すこしずつ壊し、覆す必要がある。

つまり動くことと、動かないこと。

動くこと

新しい経験することで
得られることは普通だということ。

言い方を変えると中に飛び込んでみると、
実際にやってみると開きなおれれること。

動かないこと

じぶんの中を観察することで見えること。

揺れていたものの流れに目を向ける。
自分が止まれば、周囲の動きや流れがみえる。

動静。極にふれたい。