一日四時間、書くか、まったく何もしないか

今日、インタビューでお会いした
ビジネス書作家とのお話で思い出した
フレーズと気づき。

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村上春樹が『ロング・グッドバイ』の後書き。

レイモンド・チャンドラーの引用

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「私は思うのですが、生命を有している文章は、

だいたいはみぞおちで書かれています。

文章を書くことは疲労をもたらし、
体力を消耗させるかもしれないという意味あいにおいて
激しい労働ですが、意識の尽力という意味あいでは、
とても労働とは言えません。

作家を職業とするものにとって重要なのは、
少なくとも一日に四時間くらいは、
書くことのほか何もしないという時間を設定することです。

べつに書かなくてもいいのです。
もし書く気が起きなかったら、むりに書こうとする必要はありません。

窓から外をぼんやり眺めても、逆立ちをしても、
床をごろごろのたうちまわってもかまいません。

ただ何かを読むとか、手紙を書くとか、雑誌を開くとか、
小切手にサインするといったような意図的なことをしてはなりません。

書くか、まったく何もしないかのどちらかです。」

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日々、書くこと向き合う。

「みぞおちで書く」文章は
書く人の覚悟=ハラの決まり具合。

「意識の尽力」は集中の密度。

一日に四時間という課題に
密度、意識、方向性をどこに置くか。

読むこと、書くことにおいての才能
があらわれるところであるように思う。

4時間書き続けること、
ではなくその努力の仕方において。

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がんばります。
(いや、まず4時間が
あたりまえにならねば。。)