ハルキモード

このブログではお久しぶりです。

長期休暇でオランダとギリシア
行ってきました。

今回持っていって読んだ本は3冊

イリアス
ねじまき鳥クロニクル』(再読4度め)
『走る時について語る時に僕の語ること』(2度目)

年に1度くらい、ハルキモードになる。

その考え方、姿勢に刺激を受けて
行動が変わる。今回は走り始める。

青山、外苑前、広尾界隈を
Googlemapで距離を測りつつ、
Nike+で記録しつつ走ってます。

・・・

村上春樹は(おそらく)はじめて、
国内より海外で読まれた作家。

物語のユニバーサル性について、
日本の外で考えるきっかけでした。

で、日本に戻ってきてからは
村上春樹にご用心』(内田樹)と
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903951006/sotacafe-22/ref=nosim/
『ハルキムラカミと言葉の音楽』(ジェイ・ルービン)を読む。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410505371X/sotacafe-22/ref=nosim/

どちらも、批評を越えている大胆、精緻な本です。

前者は、村上春樹を語られないこと、欠如、
不在の他者(死者)を日常と異界のあいだで
表現している、とする。

ジェイ・ルービンは、英訳者であり友人として
村上春樹の生い立ちから作品の分析まで
事実ベースで精緻に書く。

この2冊から改めて、
自分の生活の姿勢を
見直そうという決意。