真の幸福は欲望の闇や不幸の淵を通り抜けた大人にしか見つけることが出来ない
たった一行で、記憶にのこる仕事をする人がいる。
広告代理店時代、ずっとのこるコピーがあった。
「このコピーを書いた人はどういう人だろう」
書いた人は岩崎俊一さん。あとで、その名前を聞いた。
その人が本を出した。『幸福をみつめるコピー』。
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残間里江子さんが書いた帯のコメントが印象にのこる。
岩崎さんは「コピーは作るものではなく、みつけるものだ」
と言うが、人の幸福もよく似ている。この本を読むと、
真の幸福は欲望の闇や不幸の淵を通り抜けた大人にしか、
見つけることが出来ない深い境地なのだと気づかされる。
最近、「幸福」がタイトルにつく本を最近いくつか読む。
その中で、腑に落ちた定義のひとつ。
ぼくはまだ大人にとおいかもしれない。
幸福をみつめることは、
欲望の闇や不幸の淵をみつめること。
そうおもう。
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大人をめざす
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本の内容については次回。