2009-10-20 やっと書き終えたと思ったら、 あとがきの何気ない一行に著者のすごみをみる。 やっと書き終えたと思ったら、なんのことはない、 ようやくスタートラインにつけたという思いしか残っていない。『じぶん・この不思議な存在』鷲田清一 書き終えて、はじめて問いの底の深さがみえる。さらに考えを掘る場所をみつける。だから、「なんのことはない」。書き終わりが、書きはじめ。こう言える人こそが、考える人なのだろう。そして、書き続けられ人なのだ。▼ 書き終わりに、書き始める。