だれも生き急げなんて言ってくれない
学生時代に熱をもらったマンガから。
かわいそうになあ。
気づいちゃったんだよなあ、
誰も生き急げなんて言ってくれないことに。
見ろよ、この青い空白い雲。
そして楽しい学校生活。
どれもこれも君の野望をゆっくりと爽やかに
打ち砕いてくれることだろう。
君にこれから必要なのは絶望と焦燥感。
何も知らずに生きていけたらこんなに楽なことはないのに、
それでも来るか、君はこっちに。
「生き急ぐ」ことに限らず、
世の中の大半のことはだれも言ってくれない。
だから、気づいた人だけがやる。
早く気づいて動いた人だけが抜きんでる。
言われることよりも気づくこと。
気づくきっかけに言葉はある。
・・・
ゆとり教育のスタンスは
命令(○○をしなさい)ではなく、
合意(○○しましょう)だそうだ。
命令もきっかけになる。
「そうか」と思って行動する。
人の言葉でもマンガでも。
「ちがう」と反発して逆をやる。
どちらにせよ行動のきっかけになる。
・・・
だれも「○○」なんて言ってくれない。
だから、「○○」に気づいた人が
だれよりもはやく「○○」に秀でる。
・・・
この「○○」を「生き急げ」のように、学校でも社会でも言わないようなことを言う。
メッセージはだれも言わないこと、言われていることを逆のことに意味がある。(「ゆとり」と言われたら逆を行く人もいるかもしれない)
特定の人を決めて、
その人がそのとき、その場所で
言われていないことを言う。
▼
人に言われないことをやる。言う。
○関連
生き急ぐ20代の終わりに
http://d.hatena.ne.jp/sotacafe/20090201/1233496370
【後記】
渋谷のシネマアンジェリカで
映画『TOKYO!』をみる。
レオス・カラックスの映像は美しかった。http://www.tokyo-movie.jp/