書くことは、消すこと。

広告の仕事をしていたこともあって、
コピーの言葉からは多くを学んだ。

一行に、はっとさせられる。

一行を生み出すための
膨大な言葉の束を想う。

・・・

 人は、
 書くことと、消すことで、
 書いている。

このあとに「トンボが動いている。
人が、何かを生み出している。」と続く。

岩崎俊一さんと岡本欣也さんの
トンボ鉛筆のコピー。

消しゴムや修正テープなど、
書く道具と同じくらい、消す道具も
つくってきた会社の哲学を紹介する。

ボディコピー(キャッチコピーを説明する文)
の一部を引用。

消しゴムを使う人を見ると、あ、この人はいま、一生けんめい
闘っているんだな、と、なんだかちょっと応援したくなります。

自分の想いを、正しく、わかりやすく伝えるにはどう書けばいいのか。

それと正面から向きあい、苦しみ、迷いながら、でもなんとか
前へ進もうともがいている。消す、という行為には、人間の、
そんなひたむきな想いがこもっている気がしてなりません。

(略)

消すことは、また、書くことである、と信じるトンボです。

逆から考え、表現する。


推敲する。書いて、消して、書く。

トンボのサイトで広告が見られます。


【編集後記】
箱根で一年のふり返り合宿をしてきました。
ふり返りと新たな年への準備の時期ですね。