文章を読みかえして漢字がおおいときは、
たいていなにかをごまかそうとしている。
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劇作家の平田オリザが谷川俊太郎との対談で。
漢字や漢語を使った瞬間に何か自分を権威づけたり、
それがわかる人とわからない人を区別したり
そういう作用が働く・・・
平田オリザ『「リアル」だけが生き延びる』
平田オリザが口語にこだわるのは、
難しい言葉を使うとごまかすことになるから、という。
専門分野ほど、横文字や漢字をつかいたくなるが
その見直しがいる。
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からだになじんだ言葉を使い、自分の頭で考える。
それが思考の早道。
『ひらがな思考術』(関沢英彦)
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文章と思考の、漢字とひらがなのバランスをみなおす。