うまいものをゆっくり食べるために働くのが本当なのに

セゾングループ元代表堤清二さんと
社会学者の三浦展さんの対談本『無印ニッポン』。

本書の中で、堤さんの子どもが
フランス人から言われたこと。

「(日本人は)なんで食事の時間も惜しむほど、忙しく働くんだ。

うまいものをゆっくり食べるために働くのが本当なのに、
おまえは働くために急いで食べている。

人生をどう思っているんだ」

『無印ニッポン』

フランス人のファーストフードへの限界についてと、
日本のファーストフードへの問い。

さらに、「生活の二十四時間化」につづく。
(これは大事なキーワードだとおもう)

前提としている
「うまいものをゆっくり食べるために働くのが本当」
という価値観が、文化としてある。

文化ではなく、個人の価値観としてどうあるか、が
時間の使い方に問われる。


なにが本当かを問う