続・言葉のOS:20代の肉体労働

sotacafe2009-01-28

言葉のOSは生活にある。

生活の要素は時間ともうひとつ、身体だ。

村上春樹は、書くものが生活で
変わることについてこう述べる。

それは、僕が二十代を通じてずっと
肉体労働みたいなことをして生きてきた、
ということも大きいと思うんです、僕の中で。やはり。


『ナイン・インタビューズ』
柴田元幸 村上春樹対談)

それ=書くものが生活で変わること。

20代の村上春樹は、ジャズ喫茶で
一日中音楽をかけながら食事をつくり、
接客をしていた。

日々は肉体労働だった、という。


そのことがタフに生きることと、
後の走ることのきっかけになっていたように思う。


ある人が、20代の人生相談に

「もっとバカになったら?

オレの20代は、アタマはそんなに使ってなくて
カラダで勝負してたよ」と。
・・・
ヘンに賢くなるよりもやるべきこと。

生活と身体。

ごまかせないものを共有して勝負する。

・・・
ぼくの場合は、以前友人としていた
ルームシェアの影響が大きい。

ルームシェアは空間だけでなく、
時間と身体のみえない共有だった。


一人がフルマラソンを始めたことをきっかけに、
全員が何かしらの運動を始めた(再開した)のは、
偶然ではない。


環境の影響に気づき、推進力にする。


20代。

肉体労働がかなわなくても
肉体「生活」はできる。

こういうとき、10代を体育会系で
すごしてよかったとおもう。



言葉のOS(=身体)も見直す。


【後記】
深夜に食べた恵比寿「山長」の
肉づけカレーうどんが格別だった。