体脂肪率を7%減らした一言
ロケットが発射直後の3分で使う燃料は、
その後に地球何周か分を飛ぶよりも多いそうだ。
これは、人がなにかを始めるときと似ている。
新しい行動は、勢いと熱がいる。
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ロケットスタートを切るなら
怒りという燃料はつかえる。
怒りは他人の一言をきっかけに生まれる。
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ぼくが広告会社にいたとき、
日頃の不摂生を後輩に指摘された。
「最近、太りましたよね。とくに顔が」
この一言が、運動を再開するきっかけになった。
当然、ロケットスタート。
初動は、この一言を言われた「自分への憤り」だ。
結果、体脂肪率を7%減らして
高校時代の運動量に近づく。
今はもうそんなことも忘れて
泳ぐことや走ることが習慣化している。
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ある女性の知人も、
フルマラソンを始めたきっかけは友人からの一言だった。
「妊娠した?」
(本人は妊娠してないので、
太ったことと勘違いされてショックだったという話)
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別の友人も、走り始めるきっかけは
初対面の一言だった。
「僕はランナーだ。で、キミはだれだ?」
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理由はなんでもいい。
ただ、こういうきっかけが意外と大事。
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他人の声に耳を傾けるのではない。
他人の声を聞いた自分の感情にフォーカスする。
自分にキレる。
アタマの中で「プチッ」と音がしたらチャンスだ。
自分への怒り、憤りを
なにかをはじめるエネルギーにする。
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(ひそかに)キレた一言をロケット発射の燃料にする。
【後記】
3000m泳ぐ。中学1年以来。