短く書くとは、短く考えること:整理法以前に大事なこと
書く前には考えがある。
考えのアウトプットが文章や会話になる。
短く書く根底には「短く考える」がある。
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逆に言えば、
短い文章を考えることが短く書くこと。
先日から紹介している轡田隆史氏は
「考える」とは「短い文章を考えること」と言う。
いつでも、「短い文章」を書くようにして考えよう。
考える行為とは、「短い文章」を頭のなかでいくつも作文することである。あれこれ漠然と考えてから書く、のではなくて、
はじめから「短い文章」そのものを考える。
つまり、「考える」とは「短い文章」を考えることなのだ。
かなり核心的なことだ。
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だいじなことは、考えるという
出力の前段階で短くまとめること。
出てきたものを整理する時点で遅いのだ。
整理法以前に、短く考える。
>はじめから「短い文章」そのものを考える。
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シンプルさがもつ知的さや明晰さは、
考えるという出力装置が短いことだ。
(一方で、思考が長いことも運動として
知的だと思う。それはまたいずれ)
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以前、広告代理店にいたとき、コピーライターから
「SVだけで考えて書け」と言われた。
主語と動詞。これだけ。
>我が輩は(S)、猫である(V)。
シンプルだけど原則はこれにつきる。
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短く(SVで)考える。
【後記】
初泳ぎ。1200m。