短く書くとは、短く考えること:整理法以前に大事なこと

sotacafe2009-01-05

書く前には考えがある。

考えのアウトプットが文章や会話になる。
短く書く根底には「短く考える」がある。

・・・

逆に言えば、
短い文章を考えることが短く書くこと。

先日から紹介している轡田隆史氏は
「考える」とは「短い文章を考えること」と言う。

いつでも、「短い文章」を書くようにして考えよう。
考える行為とは、「短い文章」を頭のなかでいくつも作文することである。

あれこれ漠然と考えてから書く、のではなくて、
はじめから「短い文章」そのものを考える。
つまり、「考える」とは「短い文章」を考えることなのだ。

かなり核心的なことだ。

・・・

だいじなことは、考えるという
出力の前段階で短くまとめること。

出てきたものを整理する時点で遅いのだ。

整理法以前に、短く考える。
>はじめから「短い文章」そのものを考える。

・・・

シンプルさがもつ知的さや明晰さは、
考えるという出力装置が短いことだ。

(一方で、思考が長いことも運動として
知的だと思う。それはまたいずれ)

・・・
以前、広告代理店にいたとき、コピーライターから
「SVだけで考えて書け」と言われた。

主語と動詞。これだけ。

>我が輩は(S)、猫である(V)。

シンプルだけど原則はこれにつきる。


短く(SVで)考える。


頭の良くなる「短い、短い」文章術―あなたの文章が「劇的に」変わる!

【後記】
初泳ぎ。1200m。