1年と文章をふり返る3つの方法
1年のふり返りの時期。
書きためたものを見返す。
できれば1年よりも、1週間、1ヶ月単位で
定期的に見直していきたい。
というわけで、文章の見直しで
やっていることをご紹介。
1.「反応が良かったエントリー」のリストアップ&ベンチマーク
→うまくいったポイントを考え、再現する
2. 「ノれた文章」を読みなおす
→書く勢いにのれた文章とその理由を探る
3.語彙をみなおす
(1)よく使う言葉のクセを知る
僕の場合は、「自分、価値観、読む、書く、言葉、身体、文章」など。
それぞれをどういう文脈で使っているか、定義しているかを問い直す。
(2)新しい言葉をつかう
語彙を増やすためには、覚えたら使ってみること。
わかりやすい言葉で表現するためには、
難しい言葉も含めて知っておく必要がある。
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新しい言葉をつかうときに、ブログが今までとちがうのは、
使用語彙の制限がないこと。
これを、内田樹氏は既存メディアの
漢字規制と対比させる。
勘違いしているひとが多いが、「現代人は情感が乏しいので、
情感を表す語彙が貧困になった」のではない。「情感を表す語彙が乏しくなったので、情感が乏しくなった」のである。
ことの順逆が違うのだ。
言語の現実変成能力がどれほど強力なものか、それをほとんどの日本人は理解していない。
とりわけ理解の遅れた人びとが現代日本の「国語」を宰領している。
私がメディアからの寄稿依頼を断り、それに倍する量の文字をブログに書き付けているのは、
ここには「使用語彙の制限」がないからである。
『ひとりでは生きられないのも芸のうち』(内田樹)
今年、自分の語彙はどれくらい増えたか、
また既存の言葉をどう言い換えて
新しい文脈で使えるようになったか、を見る。
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(3)として「最近言及したキーワード」
本ブログの右下サイドバーから自分が
使った言葉をみる。
(サリンジャー戦記、ジャック・ラカン etc...)
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僕の場合、身体や食、風景を表現する
語彙を増やすこと課題。
もっと学びたいこと≒増やしたい語彙のリスト。
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もうひとつ、応用編として
「書きためたブログのエントリーを再構成する」は次回。
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文章の言葉と言葉づかいを見直す。
【後記】
仕事納めでした。