1年と文章をふり返る3つの方法

sotacafe2008-12-27

1年のふり返りの時期。
書きためたものを見返す。

できれば1年よりも、1週間、1ヶ月単位で
定期的に見直していきたい。

というわけで、文章の見直しで
やっていることをご紹介。

1.「反応が良かったエントリー」のリストアップ&ベンチマーク

  →うまくいったポイントを考え、再現する

2. 「ノれた文章」を読みなおす

  →書く勢いにのれた文章とその理由を探る

3.語彙をみなおす

(1)よく使う言葉のクセを知る

 僕の場合は、「自分、価値観、読む、書く、言葉、身体、文章」など。
 それぞれをどういう文脈で使っているか、定義しているかを問い直す。

(2)新しい言葉をつかう

 語彙を増やすためには、覚えたら使ってみること。

 わかりやすい言葉で表現するためには、
 難しい言葉も含めて知っておく必要がある。

・・・
新しい言葉をつかうときに、ブログが今までとちがうのは、
使用語彙の制限がないこと。

これを、内田樹氏は既存メディアの
漢字規制と対比させる。

勘違いしているひとが多いが、「現代人は情感が乏しいので、
情感を表す語彙が貧困になった」のではない。

「情感を表す語彙が乏しくなったので、情感が乏しくなった」のである。

ことの順逆が違うのだ。

言語の現実変成能力がどれほど強力なものか、それをほとんどの日本人は理解していない。
とりわけ理解の遅れた人びとが現代日本の「国語」を宰領している。
私がメディアからの寄稿依頼を断り、それに倍する量の文字をブログに書き付けているのは、
ここには「使用語彙の制限」がないからである。
『ひとりでは生きられないのも芸のうち』(内田樹

今年、自分の語彙はどれくらい増えたか、
また既存の言葉をどう言い換えて
新しい文脈で使えるようになったか、を見る。

・・・

(3)として「最近言及したキーワード」
本ブログの右下サイドバーから自分が
使った言葉をみる。
サリンジャー戦記ジャック・ラカン etc...)

・・・

僕の場合、身体や食、風景を表現する
語彙を増やすこと課題。

もっと学びたいこと≒増やしたい語彙のリスト。

・・・

もうひとつ、応用編として
「書きためたブログのエントリーを再構成する」は次回。


文章の言葉と言葉づかいを見直す。


【後記】
仕事納めでした。