書く原点を〜小学1年生からの「先生、あのね」
「子ども時代の読み書き体験をおもいだす」
ための、ヒントになるかもしれない話。
・・・
書くことを一番はじめにならうのは
小学校一年生。
いまだに、はじめてジャポニカ学習帳に
「あいうえお」を書いたときの感触が
残っている。
・・・
はじめての担任の先生だった中田先生は、
書くことのおもしろさに気づかせてくれた。
一日の気づきやできごとを報告する交換日記「先生、あのね」。
手書きの縦線でひかれた灰色のわら半紙に、
日々の気づいたことや疑問におもったことを書いていく。
書き出しは、「先生、あのね」。
提出すると、翌日もしくは数日後に赤いペンで
コメントつきで戻ってくる。
間違えていることばはなおす。
いい表現には波線、花マルを駆使する。
コメントがもらえるから、
また書こうという気になる。
「あのね」と言う相手がいるから書ける。
書き続けられる。
・・・
ぼくはたぶん、クラスで一番書いていた。
1年間で200枚近く書いていたかもしれない。
書くことの楽しさに気づかせてもらった。
・・・
ブログは、ある意味で
「先生、あのね」の延長線上にある。
▼
「あのね」で文章をはじめてみる。
【後記】
クリスマスのそわそわした感じがいいですね。