書く原点を〜小学1年生からの「先生、あのね」

sotacafe2008-12-24

「子ども時代の読み書き体験をおもいだす」
ための、ヒントになるかもしれない話。

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書くことを一番はじめにならうのは
小学校一年生。

いまだに、はじめてジャポニカ学習帳
「あいうえお」を書いたときの感触が
残っている。

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はじめての担任の先生だった中田先生は、
書くことのおもしろさに気づかせてくれた。

一日の気づきやできごとを報告する交換日記「先生、あのね」。

手書きの縦線でひかれた灰色のわら半紙に、
日々の気づいたことや疑問におもったことを書いていく。

書き出しは、「先生、あのね」。

提出すると、翌日もしくは数日後に赤いペンで
コメントつきで戻ってくる。

間違えていることばはなおす。
いい表現には波線、花マルを駆使する。

コメントがもらえるから、
また書こうという気になる。

「あのね」と言う相手がいるから書ける。
書き続けられる。

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ぼくはたぶん、クラスで一番書いていた。
1年間で200枚近く書いていたかもしれない。

書くことの楽しさに気づかせてもらった。

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ブログは、ある意味で
「先生、あのね」の延長線上にある。



「あのね」で文章をはじめてみる。


【後記】
クリスマスのそわそわした感じがいいですね。