Google 最強のブランド戦略 邪悪にならないこと ニール・テイラー

Google 最強のブランド戦略 邪悪にならないこと (THE BRANDING)

Googleにまなぶブランド理論】

もはや使わない日はないGoogle

過去に、『The search』や『Google
なども読んできたが、ブランドという
観点から読みたい人に。

ポイントが箇条書きで読めみやすく、
洗練されている。

文中に太字を入れるよりも
目次を校正して一行に集約する方が
情報の精度が高いように思う。

・・・

本書は一言でまとめると
Googleケーススタディにしたブランドの基本理論」。

理論と書いたのは、ブランディング
基本的なフレームワークが提示されているから。

欧米の元大手ブランディング会社が
ブランドリニューアルの際に提供している
4000万円(!)のツールキットの一部が
紹介されている。

これは、著者が英国のインターブランド社
の人だから書ける。

このフレームだけでも価値がある。

・・・

「いい」だけでは、わからない。

その中を知るための問いが
本書の入り口にある。

主語は「Google」であるが、
ブランドを問う質問方法として
抽出してみる。

□どこがいいのか

□どのように生まれ、成長したか

□ブランドの構成要素と効果は

□内側は、ブランドへの影響は?

□偉大なブランドか、偉大な商品か、違いは?

そして大きなテーマ

□大きなマーケティングや広告宣伝なしでも
 偉大なブランドになれるのか?

□未来は?

□この事実から他の企業はなにを学べるか?

・・・
その答えは本書を読むとしてキーワード。

・実用性、ほんわかしたぬくもり
・シンプルで簡単なつかいかた、見せかた
・価値観が明確
・(そしてなにより)タダ

・・・

■正直さ、公開性、信用、評判、ロイヤリティ

「仕事には本気だが、自信には無関心だ。
そんなブランドが他にいくつあるだろうか」
(インターブランド社のアラート)

「ブランドとは陰で何と噂されるかである」
(ジェフ・ペゾス)

■ブランドの基本エレメント(カタカナばかり・・)

・ロゴ
・タイプフェース
・ビジュアルシステム

・コンセプト、エッセンス、ポジショニング
・ビジョン、ミッション
・パーソナリティ

・ブランドホイール、ブランドキー(テンプレート)
・トーンオブヴォイス
 ブランドらしさを表す文体や語調

・ブランド、ステートメント
 アーティキュレーション(明確な表現)


・・・
■ブランドが自己や他者との関係性を確認する

「コンシューマブランドに対する信頼は、
人生に目的を与えるものとして宗教信仰に
とってかわった」(ヤングアンドルビカム)

○他、メモ

ネット広告=視覚的暴力

インターブランド社、ブランドチャンネル
ブランドコンサルティングイングラム