最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術
つねづね、仕事の「しくみ化」と
「みえる化」が課題だと思っている。
本書は「しくみ化」の具体的な
ノウハウだけでなく、考え方を
提示している。
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仕事を「作業系」と「考える系」にわけ、
作業系はこなしていくものとしてしくみ化する。
そこから生まれた時間は、考える系にあてる。
理想の働き方のためにはこのしくみ化が大前提。
コンピュータの父、アランケイが
パーソナルコンピュータを創造するための道具、
と言った。
PC=作業系の道具
人の頭=考える、創造系の道具
という理想の分業。
この考えの根底は、優秀な人ほど
あまった(自由な)時間でものを考え、
新しいもの生み出すというもの。
ナレッジワーカー(というか、
自由な働き方を志向する人すべて)は
必須の考え方。
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しくみ化の定義は、以下。
仕事の進め方にフォーマットをつくり、
「才能」、「意志の力」、「記憶力」にかかわらず、
誰でも再現できるようなルーティンをつくること。(P84)
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ミス・トラブルのリスクに対応し、
改善する型をつくること。
具体的には
□プロセス管理のチェックシートをつくる
・To doを細かくわける
・判断を入れない
・二度目はバイトでもできるように
・手順のみえる化
・定期的なメンテナンス
などなど。
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フォーマット化し、ルーティン化
することで「身体が覚える」。
これは、スポーツでも同じ。
仕事を身につけることを
改めて見直すきっかけ。