ブログを本にするヒント
ブログは本になるだろうか?
ブログを本にする、本になる、
これは、なかなかむつかしい。
まず、ウェブと紙は
インターフェースが異なる。
日々更新されるマガジン的コンテンツと
テーマに沿って体系化された書籍。
Amazon kindleは
この分野のパイオニア。
読むことの意味を問い直す。
・・・
そしてもうひとつは
そもそもの、何をどのように書くか。
このことについては、
累計1000万ヒットを越すブログから
日本一書籍化している内田樹から引く。
・・・(引用)
私はワードで書いて、推敲して、場合によっては
一日寝かせて、それからアップしてから実際の
画面で読んで、さらに数回直す。(略)
私にとってブログ日記のライティング・ハードルは
かなり高めに設定されている。
言い換えると、「ブログ日記がそのまま単行本として
出版されるような文体で書く」ということである。
だから、原則として文中にリンクを張らない。
コメントやトラックバックを参照しないとわからない話も
しない(紙媒体では、そんなことできないから)。
http://blog.tatsuru.com/archives/000924.php
・・・
2005年のエントリーだが、本人の記録はもっと前から。
そして、ユニークなのはこの書き方を19世紀の
イギリスの文豪バーナード・ショーから学んだと言う。
氏は毎日イギリスの新聞『タイムズ』の投書欄に
自身の原稿を送り、たまったものを出版したという。
時代は違えど、ポイントがいくつか抽出できる。
一言でまとめると「ライティングハードルを上げる」。
□調べる、推敲する
□紙を想定した文体で書く
□公の目にさらす
なかなか、できないことだからこそ。
さらには、書き続ける覚悟と質を担保する
「型」が大切になってくると思う。
参考:書くルール14カ条
http://d.hatena.ne.jp/sotacafe/20080219/1203399417