『脳を活かす勉強法』茂木健一郎
勉強法本で学ぶべきは、人間のクセを利用した習慣づくり
だと思っている。
この本はそのことを踏まえて、実践論を展開している。
感銘を受けたのは2点。
> ただしい勉強法とは、自分の欠点や弱点、ミスを直視し、
> 原因を論理的に突き詰めて、修正すること。
勉強に限らず、ビジネスにも生き方にも通じている。
>学習の本質は、「知のオープンエンド性の楽しさを知ること」
終わらないからおもしろい
と思えるところに至ること。
ものごとの深さを知って、
そこから先に行きたいと思えるかどうか。
・・・
高校の頃、この本を読んでいたら
受験勉強のやり方を変えていただろうな。
・・・
■引用メモ
・他人から強制された時間制限は逆効果
・文章を書くのは、一生をかけて言葉を磨いていく学習
・苦しみをつきぬけると脳は一番よろこびを感じる
・速さ・分量・没入感
・じぶんと対象の距離をゼロにする
「人間の幸せは、生き生きとした興奮状態を
人生の節々でもてること、新しい発見に興奮できることではないか」(佐藤雅彦)
・思い立ったらすぐ勉強=瞬間集中法
・起き抜けにブログを書く
・モダリティの統合プロセス
・夜は朝起きてから寝るまでの記憶が蓄積される時間
=クリエイティブにむかない
■ただしい勉強法=苦手の克服
・苦手を認める
・理由を分析する(モニタリング)
・克服すると快感になる(苦しみを越えて快が得られる)
・・・
もうひとつ、
「変人であることの自由」
というフレーズがいい。
多様という異様の許容。