知的肺活量を鍛える

最近、読むペースが戻ってきた。

平日電車に乗る時間、
風呂上がりの寝る前、
朝などのすきま時間に読む。

気を取り戻すように読む。

読書もまた量稽古。

・・・

こうしていると本代がかさむ。

以前、参加したフォトリーディング
セミナーで岡本吏郎さんが、

「速読ができるようになって楽になる
と思うのは間違い。むしろその逆。

本も知識も増えるから、いままで以上に
考えたり、学ぶことが増える。大変だよ。」

ただ、この大変さ、運動が
大変だけど、面白いと思えるか。

例によって内田氏いわく、

―――――――――『態度が悪くてすみません』より引用

知識は「ふえる」という運動態においてのみ
意味があることで、「ある」という静止状態では
意味がないと私が考えていることに関係があります。

「知識がある」ことは「よいこと」だと言いますけれど、
それは「知識がない」人よりも「知識がある」人の方が
「知識がふえる」運動が多様かつ高速で展開するからです。

「知識がある」こと自体には何の意味もありません。

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運動の速度があがること。

はやさの中で基礎体力をつけること。

知的肺活量をあげる。これからの課題。

・・・

知識だけでなく。

▼身体だけでなく、今、どんな運動を、
 基礎体力をつけているだろうか?

態度が悪くてすみません―内なる「他者」との出会い (角川oneテーマ21)