本の見極めと新訳古典の可能性-ブームとスタイル
本の良しあしをはかる基準は時間である。
時の試練を経て、価値が認められる。
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「ブームとスタイルは違う。
ブームは一時の流行、
スタイルで定着するものこそ
力を入れて長くしかけるもの。」
トランジットの中村貞裕さんの言葉。
http://www.transit-web.com/
本もスタイルになるものがいい。
年末、本の整理をするとブームで
買ったものと、スタイルになる本の差が出る。
基準は発行年月。50年以上前の新訳本が
ブームの昨今、以下の3冊はその個人的代表。
『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー
『ロンググッドバイ』チャンドラー
『オンザロード』ケルアック
これから残っていくかどうかはわからないが、
時の試練に耐えてきたものが、再び与える
インパクトは大きい。
古典、と力まずに今の感覚で読んでみる。
『徒然草』、『菜根譚』は解説含めて出てきた。
次は『五輪書』、『幸福論』あたりを読んでみたい。
▼まとめ
・この本はブームか、スタイルか
・今、新訳、解説が欲しい古典はなんだろう
▽次のお題
・原典に当たる、系譜を探る