京都での学生時代、同じ環境NGOの活動を
続けていた友人が「Water展」の対談イベントに
スピーカーとして出ていたので、4年ぶりに会いに行く。

http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200712/21_21_design_sight_exhibition_7.html

彼は今も「水」をテーマに活動を続けている。

国際会議や世界中の水イベント、
現地調査、ワークショップ、企業との
協同イベントなどすべて一人で進める。

今風に言えば社会起業家
いつも自分で仕事をつくってきた。
・・・

4年ぶりの再会でも、彼は変わらずに
変わり続けていた。
学生時代から含めて8年以上、
続けることのすごさを感じる。

働きすぎで医者から入院命令が出ても
仕事を続ける姿勢は、狂気にも似た情熱。

ティーブジョブスを例に出さずとも、
時代を担う人はそういうものかもしれない。

学生時代に集っていた同世代のメンバーは、
民間企業に就職することがむしろ珍しかった。

他にもアメリカに留学して最先端の学問を学んでいたり、
環境問題をテーマに官僚になったり、
マレーシアやタンザニアでの研究・調査を続けている。

・・・

就職して思ったことは
企業と家という経済活動だけの生活は
限りがあり、そこだけに止まってはいけないと思うこと。

今は副業や趣味の延長で様々な活動が
しやすい状況になっている。

理想は足下の仕事から関わる人を
広げていけるといいと思っている。

自分の技術や関われる軸が明確なほど、
より多くの場に関われる。

・・・

今いる場所その向こう側、
見えない現場で動いている人が
いると想像すること。
(これも「ここでないどこか」)

本は今と違う場所を想像することに役立つ。

そういうことをいつもどこか片隅において、
再会する度に改めておもう。

社会は広いと思いながらも自分が
あるカテゴリーにある狭さ、
閉じられたフレームの中にいることを自覚すること。

自分の場合は学生時代から
メディアとコミュニケーション、コミュニティをテーマに
紆余曲折を経て今に至る。

それぞれの友人に共通しているのは
落ち着く場所を目指して何かをしているのではなく、
今ここにある課題に取り組みながら
将来を模索し、動き続けているていること。

いつか実績や結果をひっさげて、
何かを始めたいと思っているし、
スタイル(ロールモデル)として発信していきたい。

・・・

そんな彼が来年出版するそうだ。

ビジネス書というカテゴリーでも
環境問題が扱われるようになった今、
何かしら展開の手伝いができれば
と考えている。