マイナーこそメジャー

取材先で好きな作家が同じだった。

メジャー作家ではないので親近感がわく。

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メジャーなものが好きだと人の話題にのりやすい。

だから、テレビも「みておこう」という気になる。

自発的ではない。


マイナーなものは話にならない。

いつのまにかじぶんもマイノリティになる。

だが、今はネットがある。

マイナーなテーマもmixiのコミュニティにあったりする。

共有する場はある。

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マイナーだからこそ特化する。

島田紳助はメジャーなジャンルで
ニッチなテーマをめざせ、と言った。
(その例として野球で誰も知らない選手に詳しくなる)

そうすると、ほかのことにも通じてるような錯覚を
与えられる、と。

メディア的にはそういう考え方もある。

マイナーなものほど、メジャーにつなげると独自性が出る。

野球やサッカーの比喩や人生訓よりも
フェンシングやロードバイクに新鮮さがある。

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マイナーさゆえによりエッジをたてられる。

どうせ、マイナーこそメジャーなのだ。

数が少ないものをあつめたら、それが全体。

今は音楽も本も、コンテンツはより細分化されている。

ミリオンセラーは出づらい・

そんなばらばらになった関係を編み直すことこそ、
好きの妙があり、数寄に通じる道がある。

だから、メジャーもマイナーも両方あるといい。


メジャーとマイナーの両方をおさえる