刺激中毒と退屈力
刺激に身を浸していると
安心するというのは比喩ではなくて
中毒だと思うんです。中略)
それに対抗するためには
退屈力を回復しなければ返って
苦しいんじゃないかというのが
僕の考えだったわけです。
都心にいるとi-podをつけたくなる。
たくさんのノイズの中で
別のもので気を紛らわせたくなる。
(発言の中での刺激の例はテレビ)
田舎や自然のある場所では
わざわざ電子音楽を聴こうと思わない。
奏でる音に耳を澄ませる。
刺激は受け身で、五感をふさぐ。
退屈は働きかけ、五感を澄ませる。
・・・
刺激になれたら退屈を入れる。
退屈になれたら刺激に浸かる。
これらのバランスをうまくとることが、
個人的な生活スタイルの理想でもある。
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刺激と退屈を往復する。